【戦前ブルース&ジャズおすすめ7選】


こんちは。大阪・ミナミは西心斎橋のアメリカ村にあるBar菩南座のぬまりんこと沼幸広と申します。このたび、縁ありまして、こちらのサイトにコラムを書かせていただくことになりました。店では、ブルースやジャズのアナログレコードを真空管アンプを通して流してます(bar-bonanza.com)。
 今回は、ボクの好きな戦前のブルースとジャズのおすすめを7枚、紹介していきます。

Jazz Guitar Virtuoso / Eddie Lang
 ジャズギターのはじまりといえばCharlie Chrisrianといわれてますが、その前から活躍してました。このアルバムは、ソロあり、ギターデュオあり、ピアノ伴奏ありと、E.Langのいろんな魅力が楽しめます。

Anthology / Bessie Smith
 "ブルースの女帝"と異名を持つ彼女。時には淡々と、時にはダミ声でシャウトして歌います。これからというときに、若くして亡くなったのが残念。

The Best of Blind Blake / Blind Blake
 「ラグタイムの元祖」「フィンガーピッキングの名人」等、いろいろ言われています。とかく暗い曲が多い戦前ブルースですが、ラグタイムというジャンル柄もあり、ご陽気に参りましょう!的な曲が多いです。

Spirits of Rhythm 1932-1941
  時代によってメンバーチェンジを繰り返してますが、ボーカルのLeo WatsonとギターのTeddy Bunnは不動のメンバー。L.Watosonのスキャットにティプレといわれる南米の民族楽器とT.Bunnのギターが絡む。リズムが椅子をブラシでたたくスタイルというのもおもしろい。

Leroy Carr & Scrapper Blackwell Vol. 1, 1928-1934
 とかくギタリストが多い戦前ブルース界において、ピアニストのL.Carrは珍しい存在だったのでは?後にギタリストS.Blackwellを相棒に迎えます。3コードのベタベタブルースが多い中で"How About Me"はすてきなラブソング。

Vol. 1 / Alberta Huntter
 1950年代に一度引退したものの、1970年代に80歳を過ぎて復帰した彼女。ここではあえて、1920年代のものを紹介。曲作りもこなした彼女。B.Smithをはじめいろんなシンガーが歌った"Down Hearted Blues"は彼女によるもの。

LIVE!WITH THE BENNY GOODMAN SEXTET-/ Charie Christian
 「ジャズギターの開祖」といわれ、おそらくエレキギターを最初に使ったジャズギタリストだと思います。アルバムタイトルでは"WITH THE BENNY GOODMAN SEXTET"となってますが、実際は.BENNY GOODMAN SEXTETの一員だったようです。Lionel Hamptonのバイブもいい感じ。


 まだまだおすすめしたいものはいっぱいありますが、またの機会に紹介していきたいと思います。
 最後に、店の宣伝を少し・・・。菩南座では週末を中心に「恐怖の四畳半ライブ in Osaka」と称したライブをやってます。また、第2,第4金曜の20時より「恐怖の四畳半ジャムセッション」と称したジャムセッションもやってます。ライブ出演者、セッション参加者ともに大募集中です。お気軽にお問い合せください(numarin@bar-bonanza.comまたは06-4708-7575)。


大阪ミナミはアメリカ村にあるレコードにこだわったBlues&Jazz Bar
〒542ー0086 大阪府大阪市中央区西心斎橋2-9-3 日宝サンフラワービル2F
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